ヨガの教えを生活に根付かせる

ヨガの教えを生活に根付かせる

現在進行中のヨガ哲学初級クラス『ライフスタイルとしてのヨガ〜ヨガ哲学とアーユルヴェーダを生活に取り入れる』は第3期。3回目までが終了しました。

3回目のテーマは『カルマヨーガ・ギャーナヨーガ・バクティヨーガ〜人のため?自分のため?〜』

毎日の生活の中で、苦しかったり悩んだり。みんなあることだと思います。もちろん楽しい、うれしいもたくさんあるかな?だといいな!

苦しい、悲しい、イライラ。

嬉しい、幸せ、ウキウキ。

これらの正体って一体なんだろう?

哲学クラスでは、「Maya(マヤ:幻想)」について何度も学びます。

マヤって何かって言ったら、一言で言えば『真実以外のすべて』です。

マヤが何であるかを知るよりも、真実が何であるかを知る方が先決。


嬉しい、苦しい。そういった何かが反応する時。

ほとんどの場合外側で何かが起こっていますね。

でも、考えてみてください。「嬉しい」とか「苦しい」とか、どこで起こっている?

自分の内側です。

私たちが、外側にあると思っているものは、本当は内側にあります。

医学的に言ったら、ホルモンの関係。嬉しいのホルモン、苦しいのホルモンとか。それらが内分泌系から発生して感じてるでしょ。

嬉しいも苦しいも、実は実態なんてないのね〜!!なんてことだろうか!

だって、すぐに動いちゃうでしょ?さっきまで嬉しかったのに、次に何かネガテイブ(とおもわれる)ことが起こったら悲しくなる。

だから私たちが思っている「現実」って、実のところ「幻想」なのです。

幸せは自分の中にある。そうは思っていても、なかなか生活の中に完全に落とし込むことができない・・・。

そういう場合もあるでしょう。


今回の哲学クラスのテーマの一つ「バクティヨガ」を例にお話ししてみます。

バクティヨガは、献身のヨガ、愛のヨガとも言われ、バクティヨギ(バクタ)たちは「神と繋がっている」という感覚で生きています。

日本人的感覚ではあまり馴染みがないかもしれません。

バクタは、神のための祭壇を作ったり、儀式を行うことがあります。食事や花を供えたり、蝋燭に火を灯して祈ります。神の歌を唄うキールタンもします。これを『APARA BHAKTI(アパラ・バクティ)』と言います。

アパラ・バクティが進むと、『PARA BHAKTI(パラ・バクティ)』になります。

パラ・バクティでは、必ずしも祭壇や儀式は必要ありません。

アパラ・バクティでは、対象や行いを通じて神との繋がりを感じますが、パラ・バクティでは常に神と繋がっているので、対象も行いも必要なくなるのです。

よく、マントラのクラスでも話します。

最初は大きな声でゆっくりと練習する。練習が進めば小さな声でも大丈夫。さらには空気だけ(声に出さず息のみ)でも大丈夫。最終的に自分の中に根付けば、マントラを思うだけで良い。

<マントラチャンティングと瞑想 | 新月・満月に行っています>

ヨガ哲学も同じ。

ヤマ、ニヤマと言った生活のヨガ。

非暴力、嘘を言わない、清潔を保つ、勉強する、贅沢しない・・・。

素晴らしい教えですが、「そんな聖人のような生活はできないよ!」という声もあるし、本音だと思います。

生活の中で本格的に実践するのが難しいとしても、意識の根底に少しでも知っていれば、それだけで良いのでは?って思います。

バクティと同じ、マントラと同じで、ヨガ哲学という概念をダウンロードしておくだけで、必要な時にきっと生きてくるのではないでしょうか。


ヨガ哲学初級クラス『ライフスタイルとしてのヨガ〜ヨガ哲学とアーユルヴェーダを生活に取り入れる』

第4期生を募集しています。

3月スタート、日曜コースです。

早割期限は2/20まで。お早めにお申し込みください。

詳細はこちらからどうぞ。


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