更年期(閉経期)を迎える女性にとって、「更年期障害」と呼ばれる症状に悩まされるのは大変辛いものです。
しかし、すべての女性にその症状が発生するわけではありません。
誰にでも必ず訪れる更年期を快適に過ごすためのヨガと生活スタイルについてご紹介します。
- 更年期障害の症状には、
- ・動悸・めまい・不安感・吐き気・眠気・性衝動の減退・頭痛・イライラ・心配・関節痛
- などがあります。また、体重増加や体型の変化に悩む方も多いようです。
- 私個人(37歳)は、まだ症状は見られず、ですが、
年上のヨガ仲間のなかには、日々のヨガ実践のおかげか、更年期の始まりから終わりまで健やかに過ごした経験を話してくれる方が多くいらっしゃいます。
- ヨガセラピーにおける更年期の療法についてご紹介します。
- ひとつずつでも、実践してみてください。
- ●アサナ
- 以下の3つのアサナをこの順番通りに行います。
- すべて甲状腺機能に関わるアサナです。
- 自己流ではなく、経験豊富なヨガ講師に指導してもらうことをおすすめします。
- 初心者には難しく思われるアサナもあるかもしれませんが、初心者向けのバリエーションもありますので安心してください。詳しくはレッスンにお越しいただければお伝えします。
- 逆さまになるポーズは、特に身体のほてりに役立ちます。クールダウンしながらエネルギーを満たしてくれるのです。
- ・サルヴァンガーサナ(肩立ちのポーズ)
アサナの女王と呼ばれる素晴らしいポーズです。
胸をあごに押すことにより、甲状腺を刺激します。それにより、循環、呼吸、消化、生殖、神経、内分泌機能を調整します。また、メンタル・感情的ストレスを解放、免疫機能を高めます。
脚、腹部、生殖器を調整。よどんでいる血液や体液を流し、循環を促進します。
★生理中の方は避けてください。子宮内膜症のリスクを高めます。
- ・ハラーサナ(すきのポーズ)
この姿勢で深い呼吸を行うことにより、横隔膜の動きがすべての内臓をマッサージします。消化を活性、便秘を解消し、脾臓や副腎を再生。甲状腺調整により、身体の代謝率を整え、免疫システムを改善します。
- ・マツヤーサナ(魚のポーズ)
腸や腹部の内臓をストレッチ。
背中によどんでいる血液を再循環させ、腰痛を緩和。
甲状腺の機能調整、胸腺を刺激して免疫機能を向上します。
骨盤周辺はストレッチされ、太ももの上の足の圧力が脚の血液循環を減少させ、それを骨盤の臓器へと迂回させます。
若さと生命力がみなぎってくるアサナです。
フェイスラインの美しさにも。
これらの他にも、股関節のストレッチポーズもおすすめです。
●プラナヤマ
・シータリー・ブラーマリー呼吸
身体を冷却しながらストレスをケアして、脳下垂体を活性化する呼吸法です。
脳下垂体はすべてのホルモンの司令塔。ここをケアすることにより、自然治癒力が増大します。
★シータリーで吸って、ブラーマリーで吐く。
・ナディ・ショーダナ呼吸
脳下垂体を活性しながら、右脳と左脳のバランスを整えます。
クンバカ(止息)を入れるとより効果的です。
更年期セラピーにおいては、吸気:呼気が1:2の割合で。
- ●食事
- 新鮮な果物と野菜を摂ること。塩分量を減らすこと。スパイシーな食べ物を避けること。
- オレンジ色のものを食べること(みかんやサフランなど)。
●その他生活
夜のウォーキングはおすすめです。
スワディスターナ(第二チャクラ)の瞑想も。これについてはまた後日、詳しく記載しようと思います。
文章では伝えきれないことがたくさんあります。
興味のある方、ヨガを生活に取り入れたい方、詳しく知りたい方、どうぞレッスンにお越しください。ご質問いただければお答えします。
本格的に更年期のヨガセラピーを受けたい方は、プライベートレッスンがおすすめです。