いつも産前産後ヨガを担当させていただいている富士市宮島の菜桜助産所で、年末に『子育てに生かすヨガとアーユルヴェーダ』の講座を行いました。
菜桜さんでは、毎週水曜のヨガクラスの他、数ヶ月に一度テーマを決めた講座を開催しています。
今回の内容は初めての試みでしたが、なかなか濃い内容となりました。
受講生からの声を一部紹介いたします。
●頭とココロがスッキリした感じがあります^_^
私はvata、pittaタイプでした。また開催してほしいです。
●これからは、自分自身とまもなく迎え入れる命、家族へエネルギーを使いたいと思っています。
●ひとつひとつのお話に説得力があり、腑に落ちた感がありました。
●アーユルヴェーダの講座は二回目でしたが、子育てに生かすテーマは初めてだったので、早速実践していこうと思います。
アーユルヴェーダは人間関係に生かせるのか
アーユルヴェーダと言ったら、どんなイメージですか?
この質問は、クラスでよく皆さんにお聞きしていますが、一番多いのが「おでこにごま油を垂らすやつ」という答えです。これは、シロダーラと言って脳のリラクゼーションです。他には、体質診断とか、エステとか・・ですかね。
アーユルヴェーダは「生命の科学」。私たちに与えられた<いのち>について詳細に説明された科学。
おでこにごま油を垂らすと、その奥にあるアッギャチャクラ(第6のチャクラ)や、脳の視床下部、下垂体、松果体のヒーリングが起こります。アッギャチャクラは直観力や自然治癒力と関わっており、私たちの本来の生きる力を取り戻します。
体質については、<ヴァータ(風・空間)・ピッタ(火・水)・カファ(水・土)>という三つの性質が、個々の心身にどのようなバランスで存在しているのか、という理論をベースに考えられています。
アーユルヴェーダは不思議で怪しげにも見えるかもしれませんが、立派な科学なのです。
これを、心地よい人間関係のために生かせるのか?答えはYESです。
人それぞれ「個性」を持っていますよね。個性はつまり、体質。
体質というのは、<太りやすい(カファ)><肌荒れしやすい(ピッタ)><便秘しやすい(ヴァータ)>といったことだけではなく、
<おだやか(カファ)><情熱的(ピッタ)><人当たりがいい(ヴァータ)>または<執着しやすい(カファ)><イライラする(ピッタ)><そわそわする(ヴァータ)>
といった内面的な部分も含みます。
自分の体質・性質、身近な人の体質・性質、これらを理解することは、円滑な人間関係の助けになることでしょう。
また、個々の生活や人生において、情熱の火が消えそうな時、創造の風に元気がない時、どっしりとした安定感が足りないと感じる時、あると思います。
そんな時にアーユルヴェーダの概念のベースがわかっていたら、上手に乗りこなすことができるのです。
アーユルヴェーダで観る<男と女>
年末の菜桜さんでの講座でも、メインのテーマとしてお話ししましたが、男と女は、本質的にとても違っています。
<いのち>について詳細に説明しているアーユルヴェーダ。アーユルヴェーダならではの男女の観点は、私にとって腑に落ちる考え方です。生命ギリギリをかっこいいと思う男と、どうすれば愛されるかを探求する女。すべての人の内面には、<男と女>が同居しています。そのバランスや現れ方は十人十色。
内側の男度、女度を見極めていくと、すべての存在を愛おしく感じるものです。(女的考えかなあ?)
究極のところ、男と女について理解し、人生のステージについて理解すれば、現世のマスターになったと言えるかもしれません。
人生のステージについては、また今度。。
★ちなみに、最後のステージで幸福に満ちている方は、次の人生の最初のステージは幸福で始めることができると言われています。もちろん、この人生をどのような意識で生きるのかが、最期を大きく左右するのは言うまでもありません。