ヨガニドラ<ヨガの眠り>

ヨガニドラ<ヨガの眠り>

ヨガ=意識

ニドラ=無意識

「ヨガニドラ」は「ヨガの眠り」とも言われる優れたリラクゼーションであり、前向きな心を育てる修練でもあります。

ニドラとは、無意識、つまり眠りと言い換えることもできます。


眠りと言ったら思い浮かべるのは毎日の睡眠ですよね。

睡眠中、私たちの意識と無意識は、それぞれどこにいるのでしょうか?

その答えは「意識はそこにいなく、無意識がそこにいる」ということになります。

ヨガニドラではどうでしょうか。

ヨガニドラの間「意識が無意識にリラックスを促す」ということが起こっています。

ヨガニドラという修練をすることで、すべての重荷、ストレス、緊張、不安を手放し、幸せな状態の意識へと到達、つまりサマディ<悟り>への道を開きます。

ヨガニドラの方法

★できるだけ経験豊富なヨガセラピストやヨガ講師の指導のもとに行うようにしましょう。慣れてきたら自分の声でガイドを録音して使用すると良いでしょう。

1. 準備

一般的にはシャバーサナ(仰向けの姿勢)または座った姿勢(座り方はなんでも良いが、背骨を立てる。椅子に座っても良い。)で行います。最も大切なことは「私は眠らずに起きている」と決めることです。目を閉じて行います。

2. リラクゼーション

意識的な深呼吸をします。息を吸うときは新鮮な酸素や明るく軽やかなエネルギーが内側を満たし、息を吐くときは心配事や重い感情などを手放すイメージをします。

そして、横たわっている、または座っている肉体全体を感じます。

3. 意識のローテーション

体の各部位を意識する事を始めます。例えば、足先、膝、太もも、骨盤・・・というように。”心”が”体”の各部位を移動します。このときに、肉体は物体であり、心は道具であり、魂はわたしです。

そして自然な呼吸に意識を向けます。

そしてさまざまな感覚を体験します。(軽い、重い、熱い、冷たい、など)

4. ビジョンを描き、決意する

とても美しい場所や自分の大好きな場所にいることを思い描きます。

そこで、決意<サンカルパ>を繰り返します。

例えば「私は完全に健康です」「私は完全に幸せです」といったものから、何キロ痩せる、いくら稼ぐ、でも良いと思います。ただし人の迷惑にならない、調和的なビジョンを描いてくださいね。

5. 意識へ戻る

自然な呼吸へと意識を戻します。そして体へ、周りの音や環境へ、それから完全に心が外へ向かうのを待ってください。外へ向かったことを確認してから少しずつ体を動かし始めましょう。そして目を開けましょう。


ヨガニドラでは、体の部位を意識しているときに、脳のその部位に対応する箇所をマッサージしていると同様のことが起こっています。

これは他のエクササイズ等では起こりえないことであり、まさにヨガの恩恵であると思います。

「眠り」「覚醒」「夢」および「ヨガニドラ」については、ヨガ哲学初級講座『ライフスタイルとしてのヨガ5回講座』でも説明しています。


10/11(木)に開催予定の、『バンスリ瞑想コンサート〜インド古典音楽とともに過ごす秋の夜〜』では、ヨガニドラのショートバージョンを体験していただけます。

12日の川根会場ではヨガニドラはありませんのでご了承ください。

また、ハタヨガやアーユルヴェーダヨガなどのレギュラークラスやヨガセラピーのクラスでも時々行っています。

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初めての方もお気軽にどうぞ。

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